ゆうくれない

何かを観た感想だったり諸々書き連ねた何か

月組 welcome to takarazuka/ピガール狂騒曲 感想

2月の星組以来7か月ぶりの生宝塚大劇場でした。

ただいまただいま!!

行き道に新しくできた宝塚ホテル見に行ったりしてみました。

衣装とか展示してあって面白いですね。

さながらコラボホテル(?)

 

座席は間隔空けずに座れるようになってました。

観客も多いと拍手の音も大きくてなんだか安心しますね。

オケが録音なのでまた戻ってきていただけると嬉しい。銀橋も復活してました。オケがいないからなのか舞台から銀橋ショートカットできるように2か所台?橋が設置されてました。

 

 

ざっくり感想書いてきます。

※がっつりネタバレ

welcome to takarazuka

和もののショーでありながら曲はクラシックという和洋折衷(?)が面白かったです。

 

とくに「月光」のところ、下手の手前から斜め奥に隊列を作って銀色の扇子を2本使って踊るのが壮観でした。舞台奥も放射線状に伸びた銀色の針金?みたいなのが覆っていて、服装は黒で小道具や装置は銀色のさっぱりとしていつつ締まった色合いでした。

 

以前の星組エストレージャスの緑の衣装で隊列組んでボレロが流れているシーンが好きだったので、こういう隊列シーン好きですね。

隊列組ませたらピカイチな劇団、宝塚。

 

 

あとなんとなく気になったのがウェルカム宝塚の歌詞、サビまでのループまでが短い。結構ウェルカムいってんなーと思いました。

あと雪降ってるなかに鳥居があるシーン、

鳥居が乗ってる盆が回るんですが、どこまで回るのかなー奥にある鳥居と繋がるように…?ならない…S字ぽくして立体的に…ならない(ずっと回る鳥居)

なんやかんや一周して停止。

 

なんでじゃい!!!!

 

と思ったんですがこれが和の雰囲気なんですか時間の流れを感じるというやつだったんですかねわかりませんけど。

 

そしてコロナ対策なのか舞台上にいる組子が少なめな気がして寂しい…しょうがないんですけどね

 

 

続いてピガール

今回のポスターだったりビラ裏の珠城さんのビジュアル麗しくって好きでしたね。あと今回驚き

 

女性(ジャンヌ)役なのか!!!!!

※男装してる女性

 

という情報は最初に出してくれるので

へーそうなんだーとぼんやり観てたら

 

なんかやたらおおらかな性格してるジャンヌ出てきたな

良さげな服着て…って思ってたら

 

お兄さん!!!!

※これも珠城さん

 

そう、今回珠城さんは男装している女性と、

貴族の男性(ヴィクトール、2人は兄妹)の驚きの2役だったのだ

 

なんだそれ!!!!!!(すげえ面白いな)

 

しかも貴族男性の方全然説明なしで自然に出てくるから珠城さんの声(ちょっとジャンヌより勇ましい)してるけど雰囲気違うな??とちょっと混乱もした。

 

いやにしても力技だな!!!!

宝塚くらいしかできないぞこれ!!!!!

と、宝塚の力技の演出にちょっとワクワクしました。

 

物理的に無理なシーンは客席に顔見せないようにして代役さんがヴィクトールやってるんですけど、

舞台上にいるジャンヌ(珠城さん)となんやかんやで乱入する?ヴィクトール(代役)が劇中で停電になって20秒くらいで明かりが戻って

ヴィクトール(珠城さん)※ジャンヌは退場してるテイ

で珠城さんが高速早着替えでヴィクトールの衣装になってるのびっくりでした。

 

暗闇で早着替えってやばいな!!!!!!

※しかも銀橋の上

 

ただ宝塚、ショーだったりで早着替えは日常茶飯事だったりで割とノウハウがあるようで…

いやたまに思いますよ??えっあの人いつ着替えてきた????ってなるの

 

そのノウハウここで披露するんか?????(好き)

 

普通の劇団だったらとりあえず袖に引っ張って時間稼ぎさせるようなものを…なんてことをするんだ…(好き)

 

てな感じで宝塚のお家芸をここぞとばかりに披露してきて面白かったです。

 

あと男装してる女性⇆男性の入れ替えは違和感ないのが宝塚ですね。

 

あと推しの月城さん、ポスターでなんとなく胡散臭そうな役だな…って心配してたんですけど普通に良識のある大人でしたね。よかった。

あとやたら早口で歌わないといけないとこあったんですけどどうしたんですか演出家にどういう試みされてるんですか(?)

月城さん歌も安定感あるし元々声が落ち着いてる人なのか男役声も違和感ないのでいや良かったなと(?)

あと最後しれっとジャンヌとキスするじゃないですかしれっとすぎて見逃しそうになりました!!!

ああいうときってどういう感情で観てたらいいのかわかんなくなる時がありますね。

 

あと暁さん、あまり出番が多い方ではなかったので次に期待なんですが、ピルエット綺麗だし何回やるんやってくらい回るし、開脚からのリフトされるのも安定感あるし、うわーーーー早口バリバリに踊るショーまた観たいーーーーーってなりました。

 

あと鳳月さんが脚長いってアドリブ?でめちゃくちゃ言われてて面白かった。脚長いでいじられる人そうそういないと思う。

 

 

以下、ピガール突っ込みたいところ

よくよく考えたら
ジャンヌ→シャルル
ガブリエル→ジャンヌ
借金取り→ジャンヌ
ウィリー→ガブリエル
の感情(?)の矢印ごった混ぜでしたね。

どれも特に深掘りされぬままわちゃわちゃっと思った気がせんこともない…

 

書くときは題材絞りましょうって言われるでしょ!

私、十二夜の内容存じ上げないので「いやいや原作もこんな感じ!!」ってなってたら申し訳ない

 

あと最大の突っ込みどころ、

ガブリエル→ジャンヌ

のとこ、なんやかんや事故(?)キスはヴィクトールとしたんだけど、思いを寄せたきっかけはジャンヌじゃないのか???なんで最後ヴィクトールとくっついた??しかも珠城さんはジャンヌの姿なので代役がヴィクトールやってるし

 

いやね、あとピガールのさらっとしたあらすじだけで想像してた、
ガブリエル→ジャンヌ→シャルル
か〜大変だなドタバタじゃん〜って思ってたんですよ

 

ならんかったな!!!!!!!

 

本質の恋とはどこにあるんだ…わからん…

最後の最後まで

ガブリエル→ジャンヌ⇆シャルル

でも良かった気はする…

ヴィクトールは珠城さんの早着替え面白要素くらいで押し留めておけば良かったんではないだろうか

 

 

 

蛇足

そう、宝塚の座席は常にB席にしてるからこそ起こる事故がたまにありまして

 

ミラーボールの反射が直撃

(ミラーボールと目線が同じ)

 

舞台奥からコロガシの光直撃で「うおっ眩しっ!!」ってなるあれのもうちょっと時間間隔ある版

(ミラーボール回っているので当たったり当たらなかったりする)

あれ皆さんどう逃れてるんだろうか