ゆうくれない

何かを観た感想だったり諸々書き連ねた何か

アルキメデスの大戦感想

菅田将暉にまんまと釣られて観にいきました。衣装的に帝一の國を思い出しました。そんなこんなでネタバレ含む感想

 

 

軍の上層部ともなると人転がすの上手い奴ばっかだぜふぅ〜!!!!

というのが全体的な感想。

 

映画の中盤くらいからふと思い始めたのが「これ戦艦建設されなくても戦争に突入しない保証なくない??」です。

戦艦派の意見が通っちゃうと日本が戦争まっしぐらだよそれでもいいの?と空母派の五十六にけしかけられるわけですが、どっちみち戦力で変わりないし、あくまで五十六の意見なだけで絶対ならないから!!って言ってるわけでもなく(そして終盤に戦争するならまあしょうがないよねと作戦が暴露される)

会議も空母か戦艦どっち作るかって話なだけで日本の行く先がどうのこうのって話でもないし。

あと海軍だけじゃあ戦争に突入うんぬんの権限が100あるわけでもないし(陸軍もあるわけだし)

あくまで一部分に関わるだけだけど、それが戦争と関係しているようになっていて、そのあたりもやられたな〜と。

 

あと、どんでん返し?として実は五十六側も予算捏造してました〜の流れではないかと思ってたんだけどそこんとこは出て来ず…。

会議まで時間無いし櫂を味方につけておけばこっちはバレんでしょう。とかそういう作戦かと…。

 

最終的に戦艦派の平山にそそのかされて大和できちゃうし。

平山も平山で本題の戦艦の費用が大分違うぞ舐めてるのか!!って問い詰められても

「でも予算開示しなきゃいけないんでそこから戦力逆算されちゃいますよ??小さく見積もって偽造しないと」ってしれっと口が達者。

 

その理論でいかれたら勝てねえな…。

 

櫂は数学に関しては天才だけど、人事戦略はど素人だから軍人の手のひらでころころされちゃったんだろうなあ。

二度目の夏を観て

個人的にあまり好みじゃなかったな…と思いつつその気持ちを整理しようと思って書きました。

 

おおまかな感想としては、これテレビドラマでやれば良かったんじゃないかな…です。

照明がライトアップとか時間経過くらいしか使われてないんですよ…場面区切ったりするわけでもなく、庭で人々があーやこーや喋ってます。

あと主要の役者がテレビ俳優なのもあってなんかこれテレビドラマでいいんじゃないかな?感。席が舞台から近かったので表情も声も受け取りやすかったんですけど、これ席遠かったらさらに微妙に思うんじゃないかなーと。

舞台畑の人と舞台に適応した演技できる人がいい感じに引っ掻き回して面白くしてくれてたんですが、テレビが出って感じの演技する人と明らかに違うのでなんかもう同じ人間として演じてるのにそこに分断が起きてるな…って感じです。

いや私も有名どころの人出てるしなんとなくきになるなーって観に行ってるんであんま言えないんですけど。

 

テレビ演技の人の何があれって、言い方良くすれば繊細な演技なんだけど、悪く言えば感情を内に込めすぎてそれ舞台上じゃ分かりづらいからね??ってなりがちなところ。

私は割と感情というパッションを全力でぶつけてこいや!!って派なんですけど、パッション感じないとふーんって冷めてしまうんですよ。

あと個人的な好みだけどテンポがそんなに良くない気がする。

 

あと脚本の構成と言葉遣いが好みではない…

日常会話としても舞台口語としてもなどっちつかずな微妙な感じの言葉遣いで聞きながら、それそういう言い方じゃないほうが好きだなーと勝手に脳内変換していたり…。

 

内容は、結局そうなるんかーいな感じで、主人公の夫婦が辿った流れをそれとなーく提示しつつ同じ道を辿りましたENDだとくみ取ってるんですけど…非常にわかりやすい。

いや流石にギターからのキスシーンは「お前らそうやったんかーい!!」ってなりましたけど。

 

恋愛ドラマ好きな人は好きなんだろうなーと思いました。(そんなに恋愛ドラマ好きじゃない人)

 

北島といずみの関係におやおや?と思ったのがイヤリングのシーン。

 

旦那である慎一郎からもらったイヤリング、いずみが着けて真っ先に見せるのが北島なんですね。なぜくれた慎一郎に真っ先に見せないんだろうなあ(それが礼儀というものではないのか?)とも思ったり

結果見るとそっかーともなるんですけど。

 

慎一郎演ずる東出さん、感情を抑えてしまう感は非常にそれっぽい。あと笑顔で詰め寄られるとめちゃくちゃ怖いな…と感じてそこは成功だと思います。

 

あとは片桐はいりさんがね、よかったですいい感じに笑わせるし彼女いなかったらあの劇どうなってたんだろうと思うくらい功労者でした。

 

海宝マリウスが良かったーレミゼー

「海宝プロめっちゃ良い」

「海宝直人は歌が上手い」

そんなSNSの言葉を信じて海宝マリウスの公演日を選びました。

結果、

 

海宝直人氏、歌が上手かった〜!!

 

歌の安定感が半端ない〜!!

 

あの安定感で31歳はやばい末恐ろしいし推すしかない。

 

声質としては爽やかテノールって感じ(勝手に名付けた)で聴きやすく伸びやかです。季節でいうと春か初夏。

マリウスの堅実さと若さがうまーくマッチしていたと思います。

 

子役時代に「君は(レミゼだと)マリウスだね」って言われてたみたいで笑った。多分キャラ的にそういう感じが似合うんだろうなあ。

 

あとこれTwitterでも書いたんですけど、下水道のシーンで佐藤バルジャンに抱えられるとき、倒れてる海宝マリウスが逆L字で佐藤バルジャンの肩に抱えられるんですけど、あれは佐藤さんの力技なのか、海宝さんの腹筋のおかげなのな謎で…。

起き上がる時ってくの字になりやすそうなんですけど、綺麗に直立で抱えられたので…きになる…。

 

 

直近で彼の歌が聴けるのはコンサートだけみたいなのでチケット買いました。コンサート始めてでドキドキするな〜。

 

雪組 壬生義士伝

吉村、この人現代でいうところの単身赴任のサラリーマンやんけ…と、会社にいる単身赴任中の先輩を思い胸が痛くなりながら観た壬生義士伝でした。(ネタバレ含みます)

 

私は金に意地汚い人間と自負してるんですけど(100%自分のため)

家族のために色々な手段で金を稼いでいく行為って尊いんだな…と我が身を振り返りましたが独り身なのでこのままの私で突っ切ろうと思いました(台無し)

 

・パタパタとお酒を皆に持っていく望海風斗(かわいい)

・地面に散らばった小判をせっせと集める望海風斗

・手当の内訳を聞く望海風斗

・身内の策略を知りながら金で手を打つ望海風斗

色々な望海風斗が見れました…

トップスターの役って基本煌びやかな感じなんですけど燻し銀の輝き。一歩間違えるとめっちゃ地味になる内容。しかしそうならないのが本人含め周りの力かなあと。

 

「俺は故郷に帰る」って歌ってた歌、生命力が強え。この人歌の生命力がつええよ。

(そして故郷には帰れないという…)

あの歌のメロディが素敵でした。いいなー。

 

吉村の最期、金を数えながら嫁さんや子供に何を買ってあげて…と言うシーン私含め観客大号泣ですよ。

泣かせてくるぜ…。

 

なんでだろうね、こう人ができてて腕も良くって、家族思いで、最期まで家族を思うっていう折れなさが泣けるのかなあ…

 

時代劇ではあるけど現代に通ずるというかサラリーマンの話だったんだなあ。と思った次第です

 

 

エリザベート2019を観た

6/15ソワレ観劇しました。

エリザベートはちゃんと観たのは2012年の東宝と2018年月組

 

2012年は当時大学生か高校生くらいである程度自由を謳歌していたのもあって、シシィへの感情が良くなかった。自由とか何言ってんのかな?自分の役割果たそうよ。とか。

 

そしてなんやかんや月日は経ち、私は社会人になって荒波にのまれていた。そして月組エリザを観た。1幕のちゃぴシシィの「私だけに」の人生への肯定感が強すぎて泣いた。

小池先生が何かの媒体で「少年性がある」と言っていたが、まさにちゃぴシシィの心はいつまでも父親に憧れる少年だった。

要するにちゃぴちゃんの解釈が好きだった。

 

宝塚とは色々違うと聞くし、そのあたりも楽しみだなーとなったし、あと推しの古川雄大も出るので(重要)

そして狂言回しルキーニを成河さんがやるだって?観に行くしかないやん??

 

そんな私得オールスターエリザベート

 

ざっくり感想

 

・ちゃぴシシィ強い(強い)

月組エリザを観てから「私が踊るとき」の東宝版の「勝ったのね 私」の方の歌詞を歌ってるちゃぴちゃんが観たい〜!!!!!と言っていたんだけどまさか観れるとは思わなかった。妄想って現実になるんですね(白目)

 

「私が踊るとき」が気高すぎて古川トートぜったい勝てないよ…あんたやめときなよ…ってなるくらい強くて最強でした(語彙力)

強いシシィ大好き。

 

・古川トート

「美しい…」

「美しい以外の言葉を使え!」

「美しい…」

上記の柿喰う客の「美少年」のワンシーンのセリフ(うろ覚え)を思い出すくらい動く絵画って感じでした。

古川雄大の燕尾服姿がみたいがために生執事を観に行ったり、打ちひしがれる姿をみたいがためにミュのモーツァルト!を観にいったり色々してました。

なんなら2012年のエリザベートは古川ルドルフみたいがために行きました。白のシャツが眩しすぎて動揺した記憶がある。

 

突然の私の好きな顔説明すると、タカラジェンヌ全般(特に月城かなと、柚香光)、天海祐希京本政樹なんですね。中性的な顔立ち大好き〜!

 

古川雄大は中性的な顔ももちろんSo good!なんですが、スラリと長い手脚(劇中、階段の一段飛ばしを余裕の脚の長さでする)、バレエで磨き上げられた美しい所作なんですね。

顔が綺麗で脚がめっさ長くて、それでいて所作が美しいってもう生ける芸術作品なわけなんですね。あとバレエからのダンスも上手い。最近は歌唱力もついてきた。もう観るしかないやん。

 

トートの服装がわりとロング丈が多いんだけどそれを着こなす古川雄大、ロングヘア、時々ハーフアップ(リボンで結んでる)、ポニテ

横顔も正面の顔も美しいわ(キレ)

 

線が多い女性向け漫画みたいな作画をしていた…

 

古川トート、体温は冷たそうだけどそれなりに感情があるタイプのトートでした。

井上トートはどんな感じなのか気になるところ。

 

子ルドルフの隣にちょこんと座ってお話聞いてあげてるトートめっちゃ優しいな!?ってなった。

 

・成河ルキーニ

バスガイドと表現されていましたけどめっちゃいいガイドさんでした。

あとあんなにルキーニ飛び跳ねてたっけ…?ってくらいぴょんぴょんしてた。

あと成河さん周りの方より体の密度高めって感じが好きです(ニュアンス)

 

・舞台装置

なんかめちゃくちゃ豪華だし小池先生のゴリ押しの舞台転換が好きなので今回も最高でした。

後ろの装置は3つに分割されてて、シシィとフランツのすれ違いのときにシシィは中央、フランツは上手の装置の上にいて、2人の足元が分かれてしまっているってなっててひょえーってなりました。

 

・そのほか

ナチスの影が近づいてくるぞシーン、ルドルフがハーケンクロイツの垂れ幕を畳むんだけど市民の手でまた垂れ幕がルドルフの背後の出てくるシーンとても…構図が良いです…漫画的な表現っぽいけどそれがとてよかったです。

 

最近ミュージカルは宝塚ばっかだったんで「男性パートの声ひっっく」とか「革命家ーずの身長高いーひゅー!!!!」とテンション上がったりしました。お、男だー!!!ってなった(語彙力)

熱海殺人事件を観て


死ぬ前につかこうへいの舞台を観よう!と、紀伊國屋ホールに行ってみたい!の両方の希望が叶った、熱海殺人事件

客席が縦長なんだけど舞台はこじんまりとしている!奥行きはちょっとあるものの間口が少ない!しかし照明がLEDばっかりだ!!なんでだ!!客席はめっちゃ時代を感じるのに!!!!
となんとなくちぐはぐ感を感じつつでもそれもまた良き…と思いました。

熱海殺人事件、熱量が凄いな!!暑苦しいな!!(褒めてる)これはつかこうへいだからか役者の若さなのか両方なのか!!

木村役の味方さん、ハイトーンボイスめなのは知っていたけど生で観たのは初めて。声が通る通る。
今泉さんとノンスタの石田さんはあまり声が通らない声質?なのもあって味方さんの声の通り方が凄まじい。金太郎役の佐藤さんも声通る人ではあるけど味方さん声が強い。でも役柄的にこの声武器だなーと思った。

前半は木村が熱海で起きた殺人事件を自分好みの事件に仕立て上げようとあれやこれやしようとする。後半は金太郎と殺された女の隠された真実…という感じの流れ。

中盤になぜか木村が海賊王に俺はなる!!と言い出し、ゴムパッチンが始まる謎演出(完全にコント)で、「おおっとー若手が多いからと言ってこのノリは許しがたい〜」と思ってたけど、さすがお笑い芸人、石田さんが見事に笑いを取っていったので許した。
完全に下ネタだったんだけど、「思いついてしまい申し訳ありませんでした!!!」も面白かった。

暑苦しい熊田はノンスタの石田さんがその暑苦しさを演じ、片やギャグは完全に持っていく美味しいところ。床によだれがーの流れでよだれで滑る動きがうますぎてどうしようかと思った。

今回も役者の力技が必要な舞台だった。若手ならではの熱量で押しきったなと思う。

ラスト近く、金太郎に木村が花束でバシバシ叩くシーン、よく意味が!!わからなかった!!
閉幕後に本物なのかなーどうなんだろうなーと見にいったら本物だったのでびっくり。菊の花だったっぽい。

グッときたのはカーテンコールで味方さんが吸ってたタバコを灰皿の上に乗せてあって、そこに照明を当てる演出。
多分つかさんのことを表してるんだろうなーと。

今回のつかこうへいの舞台を観に行こう!も、私は頑張ればつかさんが直接演出してた舞台が見れたかもしれないという悔しさがあったから。
ロビーにつかさんの写真のパネルがあったけど、写真撮ってる人が少なくてちょっと寂しかった…。

とかなんとか言いつつ、つかこうへいのことはこれっぽっちも知らなかったんだけど、ちゃんと落とすとこは落とす戯曲家だったんだなーとは感じた。つかこうへい作品、またの機会に観に行こう。

BLUE/ORANGEを観て

BLUE/ORANGE

DDD青山クロスシアター

精神科医2人と患者1人の3人劇。
キャパは180人くらいでとてもコンパクトな舞台になっている。
しかもステージを客席で挟む形になっている。この形は初めて。
色々な媒体で「舞台から近い距離で観て欲しい、しかも客席も視界に入れて欲しい」というのが書いてあったので、なるほどこれは対面の客席も気になるなと意図を感じ取る。
なんとまあ最前列の座席が取れて目の前が舞台!めっちゃ近い!!
開演前は照明に入れてるゼラ番号を凝視してた(クリアのゼラだったけど多分ちょっと暗めの色だったと思う)
サイドの照明はLEDだったけどあとは白熱電球だった。劇場自体は新しそうだけど照明はちょっと古風(?)だったので意外。紀伊國屋書店のホールとは真逆だった。

舞台は白いテーブルと中央にオレンジとそれを入れてるガラス容器。端にウォーターサーバーと空気清浄機とゴミ箱。

今回観に行った理由としては成河さんが出る、舞台がやたら近いらしい。ということで行ってみた。あとは内容的にその舞台で受け取れるものが多いのかなあとなんとなく思ったのもあり。

クリスは患者ということで、少々物言いが突拍子も無いっちゃあないけど、でもああいう会話の仕方私もしてしまうから(会話の内容が飛びやすい)割とそんなに…?とも思いつつそういやあ退院するし平穏な感じなんだろうなとも思ったり。劇中でブルースが統合失調症の疑いが…と話すが、ロバート曰く、病気までは言わないが、誰しも似たようなことがあるにはあると。
とかなんとか言ってるけど、劇後半だとだいぶ怪しい言動があるのでそうなんだろうなーとは思う。

クリスに断りなく入院を長引かせようとするブルースと、勝ってはできないしベッドが足りないというロバート、そして出て行きたいクリス。

医者2人とも人種差別発言が多い多い。茶化してはいるけどアウトゾーンまっしぐら。
あと、クリスは24歳なのにそれに対して医者ーずの接し方が小さい子と接するみたいでなんというか成人男性との接し方にしては不適切な気がする…明らかに下に見過ぎでは…?でも柔らかい接し方と言われればそうなんだろうけど、決して対等な関係ではないんだなとは思う(医者と患者だからというのもあるけど)

あと医者2人はクリスのリーチの届かない位置でちゃんと話をしている。少しでもクリスが動くと身構えるし。たしかにクリス役の章平さんはめちゃくちゃガタイが良いので勝てっこないのが目に見えてわかる。

だれが正しいとか正しくないとかはよくわからないけど、ブルースは青いしロバートと適当だしどうにかしろよ〜感はある。

劇自体の感想書くの下手だな私。

はーい方向性変えて役者さん覚書みたいなことしまーす。

舞台から観客を巻き込みたいという意図があってか、乱闘シーンでは舞台から降りて客席と舞台の間で大乱闘を繰り広げ客席の目の前を転げ回る。
私は荷物がちょっと手前に置いていたので「お、こっち来るな」と思って荷物を移動さしたそして予想通り来る)
上司と部下との関係とか人間を人間が診断することについてとか、色々こちら側が考えるためには役者が観客を巻き込むのが有効的なのかなあと。
実際客席にもちょっと絡むし。

あとイスが吹っ飛ぶシーン、目の前に落ちてきてこれどうするんだろうな…とチラチラ観てたらあとあと成河さんが取りにきて、え、うっそ近…握手会とかあったらそれくらいの近さやん近…と挙動不審になりかけつつ成河さんをガン見してしまったりなどした。

ブルースとロバートが怒り狂うシーン、成河さんは起こるとワントーン声が高くなるんだなへー。と脳内メモをしつつ、カルテか書類かをバシバシテーブルに叩きつけてぎゃいのぎゃいの怒ってる。

超個人的な話をしますが、観劇週の仕事が修羅場すぎてストレスマッハだったんですが、この怒り狂うシーンでいわゆる憑き物的なものが落ちた気がする。
あんなに怒り狂ってみたいけど私の立場ではできなくて、なんか代わりにやってくれた人を見てなんとなく安心というかスッキリした。
本編とは違う意図ではありそうだけど私が演劇観に行く意味を再確認できた気がする機会だった。

あと成河さんって、映画の脳内ポイズンベリーとか出演作観て思ったけど、怒りの純度高いよね?
怒りの純度高いというか、普通の人の怒りが100%とするとあの人200%までいけるみたいな感じ。カチキレ方がうまいなーと思う。助走なしでいけるみたいな。

「告発します」のいやったらしい笑顔も良かったです。

後半にオレンジ剥いているので閉幕後はオレンジの良い香りが広がるんですが、いやーそんなスッキリした終わり方じゃないんだなこれが!!

オレンジの残りがとエンディングの対比まで考えてらっしゃるのかはわからんけども!!

この脚本、堅実ではあるが技量のない役者がやると多分退屈に感じるだろうとはなんとなく思ったので、今回この役者でみれてよかった。