ゆうくれない

何かを観た感想だったり諸々書き連ねた何か

雪組 壬生義士伝

吉村、この人現代でいうところの単身赴任のサラリーマンやんけ…と、会社にいる単身赴任中の先輩を思い胸が痛くなりながら観た壬生義士伝でした。(ネタバレ含みます)

 

私は金に意地汚い人間と自負してるんですけど(100%自分のため)

家族のために色々な手段で金を稼いでいく行為って尊いんだな…と我が身を振り返りましたが独り身なのでこのままの私で突っ切ろうと思いました(台無し)

 

・パタパタとお酒を皆に持っていく望海風斗(かわいい)

・地面に散らばった小判をせっせと集める望海風斗

・手当の内訳を聞く望海風斗

・身内の策略を知りながら金で手を打つ望海風斗

色々な望海風斗が見れました…

トップスターの役って基本煌びやかな感じなんですけど燻し銀の輝き。一歩間違えるとめっちゃ地味になる内容。しかしそうならないのが本人含め周りの力かなあと。

 

「俺は故郷に帰る」って歌ってた歌、生命力が強え。この人歌の生命力がつええよ。

(そして故郷には帰れないという…)

あの歌のメロディが素敵でした。いいなー。

 

吉村の最期、金を数えながら嫁さんや子供に何を買ってあげて…と言うシーン私含め観客大号泣ですよ。

泣かせてくるぜ…。

 

なんでだろうね、こう人ができてて腕も良くって、家族思いで、最期まで家族を思うっていう折れなさが泣けるのかなあ…

 

時代劇ではあるけど現代に通ずるというかサラリーマンの話だったんだなあ。と思った次第です